22年目の夏を迎える。遺族にとって、航空、救援、医療関係者、全世界の人々にとって、どのような夏なのか。。。
ボーイング747SR-100型機
登録番号JA8119
東京(羽田)発-大阪(伊丹)行
乗客509名
客室乗務員12名
機長・副操縦士・航空機関士
計524名
死者520名
生存者4名
離陸12分後、相模湾上空にて異常事態発生
機長席(左)には機長昇格訓練中の副操縦士
機長は副操縦士席(右)で副操縦士を指導
操縦室後部座席には航空機関士
墜落まで32分間
最後の最後まであきらめずに異常事態との死闘
最後の最後まであきらめずに交信をつづけ応援し続けた管制官・日本航空社員・在日アメリカ軍横田基地
墜落地点の特定 (情報が交錯し、最初に現場に到着したのは地元の消防団だった)
必死の救難活動
遺体収容・身元確認
乗務員遺族に対する乗客遺族からの連日の抗議・嫌がらせ
15年後の2000年ヴォイス・レコーダーの音声が公開され、乗務員たちの最後の最後まであきらめずに繰り広げた死闘を知り、多くの乗客遺族から感謝と過去の非難・批判への謝罪の声が乗務員遺族に届けられる
御巣鷹山の事故から4年後、1989年7月19日、ユナイテッド航空232便が同じ緊急事態に遭遇する。飛行機の姿勢を制御するために必要なハイドロ(油圧)系統が全滅。
マクドネル・ダグラスDC-10型機(3発エンジン)
非番でたまたま搭乗していたフィッチ機長が日本航空123便墜落事故の教訓から油圧系統全滅を想定した操縦方法を研究、シミュレーターで訓練していた。
おかげで不可能を可能にし、機体は墜落を免れ、滑走路に緊急着陸。
乗員・乗客269名中、185名が生還。
今も尚、御巣鷹山の墜落事故の教訓を生かし、研究が続けられている。
NASAでは、同事態に備え、コンピューター制御によるエンジン・パワーのコントロールだけで安全に飛行機を操縦する方法を研究している。
今日も安全に!
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