Thursday, August 9, 2007

コブクロの小渕さんの想い

なぜコブクロの歌がここまで心に染み入るのか。。。。

涙が自然と出てくるのか。。。。


「あなたへと続く道」
「ここにしか咲かない花」
「願いの詩」
「風」
「桜」


どの曲を聴いても。。。


私と同じなのではと思うようになったのは、つい最近のことではない。最初はなんとなくだった。しかし、何度も何度も聴き返し、何度も歌詞を読んでいくうちに、多分そうだろう。。。いや、きっとそうに違いない。。。と思うようになっていた。


今日なんとなくインターネットに載ってたりして、と思い、

「コブクロ」で検索してみた。

最初に知ったのはほとんどの曲が黒田さんではなく、小渕さんが作詞・作曲しているということ。

(小渕さんと黒田さんだから二人の名前をとってコブクロ)


そこで「小渕さんの幼少時代」で検索。。。

でてきた。。。コンサートか何かに行ってきたあるファンの書き込みにこうあった。

「小渕さんがお母さんの話をしているときに、一瞬とても悲しそうな表情をみせたが、「蕾」(つぼみ)と言う曲の詩は小渕さんの経験そのものを歌っている曲だったんだとその時知った」と。。。。


やっぱりそうだった。


すぐに「蕾 コブクロ」で検索。今年の頭に放映された「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」というドラマの主題歌だったらしい。




特に歌詞の中に頻繁に出てくる「君」は小渕さんが18歳の時に家を離れて半年後に亡くなったお母さん、「桜」とか「花びら」とかは小渕さんの実家の近くにあるお母さんとよく一緒に歩いた桜並木、。。。




詩には直接歌われていないが小渕さんのこころの奥底にある想いはちゃんと伝わってくる。。。


私は10歳の夏だった。突然すぎて。どうしていいのか分からなかった。

電話の音と一緒に寝ていてくれたおばあちゃんの言葉を今も鮮明に覚えている。

夜遅かった。突然電話に起こされる。おばあちゃんがでて、布団に戻ってきて、

お母さんが亡くなったよ。明日の朝戻ってくるからね。

わけもわからず、どう答えていいのかわからず、「うん」と答え、寝たふりをしながら

そんなわけない、絶対に間違いだ、死ぬって、死ぬわけ無い!と自分に言い聞かせたのを覚えている。翌朝、入院していた金沢の病院から戻ってきた。箱の中。




コブクロの「蕾」という曲。どんな曲なんだろ?




私が11歳の時から育ててくれた新しいお母さん。子供心にそう心の中で呼んでいたわけは、親戚のおばちゃんに聞かされたお母さんの遺言「新しいお母さんも本当のお母さんだからね」。




今思えば、あの時お父さんが家にいなかったのはお母さんのそばにいたからだ。今になってそんな風に思うなんて。今の今までちゃ~んとお父さんから話を聞いた事がなかった。子供ながらに新しいお母さんに遠慮して。聞けなかった。そのままずるずる今の今まで。


ただただ一心に願うのは、今の願いは、

お母さん・お父さん共に元気で長生きしてほしい、という事だけ。


突然いなくなってほしくない、という事だけ。

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