Sunday, November 25, 2007

医学専門用語にたじたじ・翻訳サポート

癌と闘う人、応援する人、

互いにネットワークを通じて情報交換し、癌と真っ向から闘う勇気を与え、勇気をもらい、
生きる希望と感動を共有する。

自ら白血病という難病と闘い克服した一人の男性が、あのダーラムでの出会いが、
私にもサポートできることがあるということを気づかせてくれた。

以来、できることは何でもさせていただいている。世界中から集まってくる祈りのこもった鶴を千羽鶴にするのもそのひとつ。



世界中に広がるネットワークのコミュニケーションは、
言語の違いという壁を乗り越えなければならないが、英語を使えばほとんどの国で通用する。
日本以外は。。。。

日本の方とコミュニケーションをとるには、やっぱり日本語にする必要がある。
もちろん英語で通じる人もいるが、ごく限られているのが現実。

というわけで、翻訳も私ができるサポートのひとつ。



妻は既に始めていたが、私は今回が始めて・・・・・
格段にハイ・レベルの英語スキルを持っている妻でさえ、この翻訳作業にかなり苦しんでいた様子を見ていたので、覚悟はしていた・・・・・

しかし実際やってみて、「こーれは たーいへんな作業だよー」というのが正直な感想だった。
理由はひとつ!

医学専門用語・専門略語・カルテ用語に慣れ親しんでいないという事が最大の理由だ。。。

ちんぷんかんぷんの専門用語が出てくるたびに、
インターネットで検索し、医学の勉強をし、用語を理解し、文脈の背景から的確な表現を選択する。

「医学の勉強」と書いたが、決して大げさに書いたわけではない。だから、大変。。。
でも、だからこそ、自分の為にもなっている。

今回翻訳させていただいたのは、3歳の時から急性白血病(ALL)と闘ってきた8歳の少年の、闘病生活の様子をつづったブログだ。

人は本当に年齢ではない。
今回の翻訳を通じて、この8歳の少年から、人として本当に大切な事を、改めて教えてもらうことができた。



「少しでも人の役に立つ」、「少しでも人の為に生きる」、
これほどその人自身の人生を豊かにする生き方は他にない。
その連帯こそが、地域を豊かにし、ひいては戦争のない社会、核兵器のない世界、差別のない世界へとつながり、本当に平和な世界を未来の子供達に残していける唯一の道だと信じている。

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